僕が恋愛に興味がない理由その1

もう「非モテ」という言葉はマイノリティに属するものが己を定義付けるために自発的に語られる言葉ではなく、「ビッチ」「スイーツ」「DQN」と同じくある一定の範囲をすべて引用する、スパロボで言うところのMAP兵器になってしまった。

http://d.hatena.ne.jp/setofuumi/20090524#p1
非モテというフレーズを巡るあれこれ - 瀬戸風味@はてな


なので、手遅れにならないうちに(スパロボで言うとサイフラッシュを喰らわないうちに)己の中の「非モテ」マインドを言語化していこうと思う。

  • 抑圧された性意識

これは中高6年間に渡る男子校生活によるものが大きいだろう。振り返ってみると、「卒業するまでの6年間、偶発的な異性との遭遇は到底叶わない」という呪いは、思春期の人格形成に大きな問題を残すと思うのだがどうだろうか。ゾッとするね。そんな絶望的な抑圧*1に対し、ホモソーシャルに閉じこもることで異性という存在を認識から消し去る集団と、適度に(または貪欲に)異性遭遇チャンスをつかもうとする集団に分かれていた・・・と思う。前者はスポーツ部関係の一部とオタク系集団、あとは目立たない「真の草食系男子」(笑)後者は、スポーツ部関係の一部と、あーあとは予備校に通ってたやつも入ってるかな。

んで僕は前者に入ったわけですね。まぁ美しきホモソーシャルの世界にも、美少女ゲームとか萌えコミックにも興味なかったんで、昼休み机に突っ伏しながらデートコース・ペンタゴン・ロイヤル・ガーデンの曲のポリリズム構成を覚えようとしたり、してたわけなんです。ここでちょっと引っかかるものがあって、僕は前者のグループに属してると当時感じてて、それを受け入れていた・・・のですが、果たして後者のグループに移りたいと思ったことは一度も無いといえるのか。当時の古文の授業で「山月記」を読んでクリリンn」「お前は俺か!」と思ったのはこういうことだったんじゃないかと今気づく。そうなりたいとは思いつつも自分のプライドその他もろもろが邪魔をする。プライドその他もろもろがなんなのかは次回以降に考えたいと思います。

*1:だってさ、多分一年間暮らして話した異性はお母さんだけ!っていうやつ、冗談じゃなく結構いると思うぜ