Do you Know アイ・コンタクト?

今日は決定的瞬間を見てしまったんだよぉ。



時刻は午前八時を過ぎたあたり。
ホームルーム直前の賑やかな時間ですね。


僕はいつもこの時間は
石ころ帽子を被って優雅にエル・ゴラッソ(サッカー専門新聞。超マニアック)をめくっているのですが、


ふと扉付近を見ると、僕とは面識の無い別クラスの体育会系の奴が教室に入ってきたんです。


そいつは(仮にB君とします)、うちのクラスの部活仲間に用事があって訪れたような感じなのですが、


そいつが通る道のりにクラス内ヒエラルキーの低い奴が座ってたんです。


B君はその子を、まずチラッと見たんです。そうして、







ニヤッと笑いながら同じ部活仲間とアイコンタクトを交わしたんです。




何の合図かはおわかりですよね。








僕はこの数秒の光景を見て頭をガンガン殴られる思いがしました。


自分は、某ヤンキー先生の教えとかまったく信用していなくて、Web上に点在する情報精度の確かな「いじめの現状」を読んで


(少なくともこのクラス内では)誰よりもいじめのメカニズムについては知っていたつもりでした。


百聞は一見にしかず。Webで何時間も読んだ、醜悪ないじめの実態よりもこの数秒間の方が僕の嫌悪感を喚起させたのです。




B君と部活仲間の周りには「なんか面白いことやってるぞ」レベルの認識しか出来ない哀れなボンクラどもが集い、嘲笑していました。


今、体育会系のスポーツでありがちな、瞬時に相手と連携を取れる能力が、多数対一人の状況を生み出すのではないかとか思ったけど、言い切れる根拠がないので却下。



いじめは先生等の「政府介入」で解決できるものなのだろうか。


僕が見た現場には監視者観察者考察者そんなものは存在しなかった。