nirgilis ライブレポ

Act:nirgilis
場所:渋谷クワトロ
形式:ワンマン
タイトル:みんな片想い
開始時刻:19:30

・30分前くらいに会場入り。まだ入りは4分の1ぐらい。
エレクトロクラッシュ系のBGMが流れていた。
真ん中やや右あたりのMoogのシンセが置いてある場所の前に陣取る。


・5分押しぐらいで、ほぼ満員のなかnirgilis、SEと共に登場。
「虹」でスタート。アッチュは紫のワンピースで変態ステップを踏みまくり&熱唱。
打ち込みとバンドサウンドの組み合わせはすごく難しそうで、ギターの伊藤氏もパランスを考えて、弾きまくってはいなかった。


・全体の流れとしてはロック→しっとり→ポストロック→トランス系ロック→しっとり→ロック、という感じ。見所が多すぎてダレるところが少なかった。


・2曲目の「Crash」ではアッチュが機材のなかからKoogのカオスなんとか(だと思う。)ていうエフェクターを取り出し、振り回しまくりながらギュワンギュワンノイズを放出。


・「hard working」ではポストパンクっぽい音像を出して、バンドの幅の広さを見せ付けた。


Underworldの「Junbo」をマッシュアップさせていた「キミのヒトミ」という曲は諸般の事情(マッシュアップの許可が下りず)でライブ限定曲になってしまった。逆に良かったと思う。なぜならこの曲が最高にライブ映えする曲だから!途中まで普通のトランス系ロック(普通?)かと思わせておいて、アッチュが突然狂人ドラム開始!(電気グルーヴネタ)ポケモンの「ポリゴンショック」系の照明と相まって、ライブ中一番の盛り上がりだった。
狂人ドラム参考→http://www.youtube.com/watch?v=ZIR0b_OPR8E


・「アイススケート・フォー・ライフ」では元の曲調とはガラっと変わってNew Orderの「Krafty」とマッシュアップ!これには驚いた!ファーストヴァースでは「アイス〜」の歌詞、セカンドではアジカンの作詞した「Krafty」の訳詞をアッチュ歌う!痛快だなぁ。アジカンが生真面目に作詞したこの歌詞を本家New Orderが半ばネタ気味で昨年フジロックで歌い、nirgilisがソレを架け橋にして本家への深い愛情を表現しながら自分のフィールドに持ってってしまうなんて。マッシュアップの醍醐味をこの曲にみた。


・最後は「24サーチライト」「sakura」で大団円。もはや貫禄すら漂う。
「sakura」では最後の最後でUnderworldの「Born Slippy」をマッシュアップ。あのシンセを聴いたら鳥肌がたっちょった。


・アンコール1曲目では11月ごろに出るらしい新曲「SNOW KISS」を初披露!
まだ初見ではなんとも。少年ジャンプのアニメ化する漫画のタイアップだけあって結構王道系かもしれない。


・最後では、来ると思ってたよ「ペパーミントミュージック」。最後は打ち込み無しで、バンドサウンドだけで演奏していた。満足して終了。


・追記しておくと、曲間のMCもかなり面白い。意外と新人バンドではないので、度胸が据わっているというか。全員のキャラが立っているのもよい。


・あーよかった。